金額別の承認マトリクス作成|決裁が曖昧で止まる会社の整え方

金額別の承認マトリクス作成|決裁が曖昧で止まる会社の整え方

決裁権限が曖昧で申請が止まるのを防ぐために、金額別の承認マトリクス(決裁規程)の作り方を解説。例外処理、部門差、監査の観点も整理。

決裁が曖昧で止まる:金額別の承認マトリクス作成

「これ、誰が決裁するの?」
この一言で止まる会社、実は多いです。

決裁権限が曖昧だと、申請者は遠慮して出せないし、承認者も怖くて押せない。
結果、時間だけが過ぎます。

先に結論:承認マトリクスは「金額×申請種類×例外」で作ると、現場の迷いが減ります。

金額帯 決裁者(例) 補足(例外)
〜5万円 課長 定型品のみ
〜30万円 部長 見積2社以上
30万円〜 役員 稟議必須

ギフト:マトリクスは「細かく作る」より、「迷う所だけ先に決める」方が早く整います。

決裁が曖昧だと、何が一番まずい?

まずいのは、遅いことより「責任が不明」になることです。

  • 現場:出す前に悩む(相談が増える)
  • 承認者:押した後が怖い(差し戻しが増える)
  • 管理側:監査で説明コストが跳ねる(「なぜその人が決裁?」)

金額別マトリクスの作り方:まず「3段階」にする

最初から細かい金額帯にすると運用が重くなります。
まずは3段階で十分です。

段階 考え方 よくある線引き
日常的な支出 〜5万/10万
判断が必要な支出 〜30万/50万
会社の意思決定に近い支出 それ以上

ポイント:金額は会社によって違ってOKです。「線があること」自体が、迷いを減らします。

次に「申請種類」で例外を作りすぎない

よくある落とし穴が、「種類ごとの例外」を増やしすぎることです。
例外は増えるほど、現場は迷います。

例外はこの2つだけに寄せると整いやすい:

  • 契約・稟議:金額が小さくても、内容が重いので上位決裁
  • 緊急:期限が短い場合の特例(後追いで根拠を残す)

今日やること(Step1〜3)

  1. Step1:迷いやすい支出を3つ書き出す(購買/外注/契約など)
  2. Step2:金額帯を3段階に区切り、決裁者を当てはめる
  3. Step3:例外は「契約系」と「緊急」だけに絞ってルール化

質問と回答

Q:部門ごとに金額感が違う時はどうする?

A:最初は全社で一つに寄せた方が運用は安定します。どうしても差が大きい場合は「例外部門だけ別表」にして、増殖しない形にすると整いやすいです。

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